「栴檀」と「白檀」の違いは?

「栴檀」と「白檀」の違いについてお伝えします。

目次

「栴檀」と「白檀」の違いは?

項目栴檀白檀
科属センダン科センダン属ビャクダン科ビャクダン属
原産地インドインド
羽状複葉単葉
白色黄色・紫
果実球形の核果球形の核果
用途家具、建材、薬用香木
栴檀と白檀の比較表

「栴檀」と「白檀」は比較表を見てもわかりますが、全然違う植物です。つづいて、以下の項目のそれぞれの違いを解説します。

  • 科属
  • 果実
  • 用途

科属

栴檀はセンダン科センダン属の落葉高木、白檀はビャクダン科ビャクダン属の熱帯性常緑樹です。樹高も栴檀は5~20メートルなのに対し、白檀は3~10メートル。

全然違う植物ですが、ことわざの「栴檀は双葉より芳し」が同じ植物と勘違いさせる要因になっています。このことわざの場合の栴檀は白檀のことです。

白檀は芽生えた頃から芳しい香りを放っているとされたことから大物になる人物は子供の頃から人並みはずれた素質を見せることという意味。

栴檀と白檀は葉の形が違い、栴檀は落葉しますが、白檀は常緑樹なので落葉しません。

木や葉などは下に動画があるので、そこで確認してください。

果実

栴檀と白檀の果実は球形の核果と共通していますが、全然違います。

栴檀の実はヒヨドリやカラスが食べますが、サポニン含有量が多いので人は食べられません

一方、白檀の実(サンダルウッドナッツ)は食用。日本では流通数が少なく、なじみはあまりないですが食べられる木の実です。

用途

栴檀は家具や建築用材、薬用などとして使われます。弱い芳香がありますが、白檀ほどではありません。

白檀は香木として利用され、日本では線香の原料として最も一般的。

栴檀はどんな木?動画で確認

白檀はどんな木?動画で確認

まとめ

「栴檀」と「白檀」は混同されることもありますが、全然違う植物。科属から葉の形状、果実などが違います。

栴檀という字が使われているのに白檀のことを指している「栴檀は双葉より芳し」ということわざが混同させる要因。

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